【家庭菜園】枝豆栽培-種まき→植つけ→収穫

種まき

・5月中ごろ

宅飲みで出そうと思ったので栽培。

コロナも大分収まってきたが、自粛が嫌になってきた&気がゆるんだ人らが感染してまた増えると思うので(6/14前後で実際増えました)、まだまだ予断は許されないが、無事終息して8月あたりに友達と宅飲みできるようになった時のために栽培開始。

・5/24

東急ハンズが復活したので種をポットに撒いてみた。

ポットはジフィーポットというポットごと定植できるものを選んだら、これが大失敗だった。

 

枝豆の種ほぼ全部カビたw

 

 

播種2日後くらいに真夜中にポットを見てカビが生えてるのに気づいて、つまようじでカビを丁寧に取る作業を2時間ぐらい続けたけど、結局種はカビでかなりやられていた;;

 

発芽率は9割超えてたけど、カビでダメになって成長しそうなのは7割くらいに;;

 

種が悪かったのか、土が悪かったのか;;

農作TIPS-苗土の水は混ぜる

苗土は、まずバケツなどの容器に土を入れ、水を加えて混ぜる。

それをポットに入れて、種を撒く。

「ポットに入れる→種を撒く→水をかける」

という手順のよりも、土に水が均一にいきわたる。

トマト農家の方に教わった方法。

 

発芽~

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・5/29(播種から5日後)

芽が出始める。

 

ところが、その後ひどく徒長(茎がひょろひょろと長くなってしまうこと)

家の中の日当たりの良い場所に置いてたが、このごろは5時ごろから明るくなるし、部屋の中は12時ぐらいにならないと直射日光が当たらないので、光を求めてどんどん徒長

人間的には十分明るく、虫や鳥にやられるのを危惧して室内だったが、枝豆には不満のようで、一度芽が出てからの成長スピードがめちゃめちゃ早く、気づいた時には発芽2~3日でかなりひょろひょろに。

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ひょろひょろ

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ひょろひょろ;;

この後、断根摘芯という作業をやるが、あまりにひょろくなってしまったので、一部は根ではなく、茎の部分を切ってみた

「断根」と「断茎」の生育に差が出るのか徒長してても根を切った方が良いのか、など実験にすれば良いか、という目論見もある。

 

また、徒長した物は別途「寝かせ植え」を試みた。

枝豆TIPS①-断根-

枝豆の生育を良くする方法。

本葉が出た時に根の上、茎の下の部分を切ることで、成長ホルモンが出て根張りが良くなるとか。

枝豆TIPS②-摘芯-

枝豆の収穫数をより増やす方法。

本葉と子葉の間で切る

 

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植付け~

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株の間隔は、本によって微妙に異なるが、植える場所の面積の関係などから25㎝にした。

花芽が出始める

・7/2

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白い花芽が出始める。


長い梅雨で枝豆不調

・7月中~下旬

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豆ができはじめるも、枝豆がどんどん不調に。

病気っぽいものが見え、下の葉が枯れ落ちるものも。

おそらく、豆ができる時期に梅雨が長引き、長雨続きで水がはけず、日光が全然足りなくて十分な栄養が作れないのが原因かと思われる。

5月には、7月かと思うくらい日差しが強く気温も35度前後と暑くて寒冷沙をかけたくらいだった。

しかし、6月末から7月終わりまで、そんな日は2日ぐらいしかなく、日差しはもちろんだが、気温も23度前後と低い。 

夏と秋が逆転したように感じる。

 

近年、野菜の生活リズムと、環境がズレて来ている気がする。

5年ぐらい前までは、梅雨と言えば6月。7月の中旬と言えばカンカン照りだった気がする。

けれど、今年は7月一杯曇りか雨。別の地域だが、去年は7/4まで羽毛布団を使っていたくらい。

 

寒暖の差が激しい日が続いたり、昔との時期のズレを感じるものは「今年の天気は変だな」くらいの認識だったが、それは誤りで、異常と思われる気象をデフォルトの前提で今後の農作はしないといけないかもしれない。

 

なお、都会の真ん中なので、虫に喰われることは少ない可能性も考えたが、防虫ネットに入れていない方は、やはり虫に喰われてきた。

豆ができてきたので、防虫剤でなく木酢液を塗布しているが、どっちにしろ雨で流されてしまい暖簾に腕押し感が強い。

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上の写真は8月に撮った写真だが、このほとんどは、恐らく2~3匹のナメクジによるもの。(詳しくは後述)

 

 ・7/28

1週間ほど前からダンゴムシにも喰われ始めてる。たまたま自分が気づかなかっただけかもしれないが、以前はダンゴムシが葉を喰ってる様子はなかった。

1か月以上の雨&曇で枝豆はまだ枯れたわけではないが、弱っているのが虫にわかるのかもしれない。

 

収穫

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・8/4

豆の生育が長雨で大分止まっていたが、8月になり腫れ続きになってからだんだん大きくなってきた模様。

ただ、本来は株ごと抜いて収穫するようだが、枝豆自体が枯れてきたので、今の時点で食べれそうな大きさのを収穫。

私が買った品種は鞘厚が10mmくらいが適正のようだが、8莢しかとれなかった。

炭火で焼いて食べたが、美味しかった。

 

なお、莢を1~2個程度しかつけずに2株が枯れた。

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今回の反省と次回改善点

ジフィーポットは非効率

水をたっぷりあげてもすぐ乾燥し、別に土中ですぐに分解されることもなく使い勝手が悪く、コスパも悪かった。

「土寄せ」と「寝かせ植え」

土寄せ

枝豆が倒れないように土を寄せる方法だが、長雨で過湿状態なので、できるだけ水はけをよくするためにも寄せた土は戻した。

少し土を取って見たものの、不定根は大してでてなかった。

寄せた部分の茎は茶色く変色しているものもあった。

土寄せは梅雨が過ぎてからの方が良いかもしれない。

 豆が大きくなってから、枝豆が1つ倒れてしまったので、土寄せ自体は大事。

寝かせ植えについて

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2株のどちらも播種→植付まで一番生育が良かったのに、最終的に一番生育が悪かった。

そんなに土をかぶせたつもりはないが、少し強めに吹いたら茎が見えるくらいにした方が良いかもしれない。

掘ってみたが、長雨のせいか寝かせ植えのせいかはわからないが、根はポットの時より広がってるようには見えなかった。

 害虫

特にナメクジの食害がひどかった。6月中旬の時点で危機感を感じ、ナメクジ駆除剤を撒き、マンションのベランダ3つ分程度の庭だが、数十匹駆除できた。

にもかかわらず、残った2~3匹に防虫ネットに入れていない枝豆が、葉っぱが半分くらい程度になるくらい喰われつくした。

6~7月まるまる雨ばかりで活動しやすかったのもあるかもしれないが、事前に駆除していなければ、全ての株が喰われつくしていた可能性はある。

次回への改善まとめ

  • 中~晩生種を選ぶ
  • ジフィーポットは使用しない
  • 寝かせ植えは土を吹いたら茎が見える程度に被せる
  • 土寄せは梅雨後
  • 近年の環境の変化を考える
  • ナメクジ駆除は徹底的に行う。

 総括

気候に関して、今年は最悪の年でした。

6月に幾日か真夏日かと思うような暑い日があり寒冷沙も買いましたが、6月中旬~7月いっぱいは晴れの日は1週間もない雨と曇りばかり。

せっかく枝豆ができてきたのに、光合成でエネルギーが作れず、枝豆は枯れていくばかり。

枝豆の葉はナメクジは駆除しきれなかったやつに喰われる。

また、たまたまかもしれませんが、枯れかけてきてから枝豆全体が弱っているのがわかるのか、まだ青いのにダンゴムシにも喰われ始める。

 結局、収量もほぼ無いに等しく、今生っているものが全部収穫できたとしても、14株で30莢とれるかというぐらい。

気候的に、初挑戦をするには運が悪かったかもしれないが、次は今回の反省を踏まえて十分な収穫が取れるように努めたい。